どうも息子です。
今回はシクロクロスに参加するまでの経緯をご説明します。

シクロクロス出場まで   


友人と自転車レースの話に夢中になっていた時です。
ふと自分たちで参加できるイベントはないかと調べたところ、県内でシクロクロスのレースが開催されていると知り・・

 「 これなら僕たちでも出場できそう 」

という希望が生まれ、シクロクロスについてはまったく無知にも関わらず3ヶ月後に開催されるレースの参加登録を済ませてしまいました。

参加登録を済ませてしまいました。どうしよう

レースって大会にもよりますが参加費もそれなりにお値段するんですね。
もう後には引けません。
しかし現在愛車は旅を終えたツーリング車の状態。
dclassic 2020-08-14 133402.184
芦ノ湖にて


それでもやはり愛車くんと走りたいので、できる限りシクロクロスに近づけるように頑張ってみることにしました。

主な変更点は


・ペダル、シューズ
・ヘルメット
・フロントギア交換
・タイヤ



順に説明していきます。

ペダル・クリート・シューズ

付け外しの多いシクロクロス競技でのペダルは基本的にSPDシューズになっており、新しく両面SPDを購入。




もっと軽量なモデルももちろんあるけど他のパーツの予算のことを考えるとここら辺がちょうどよかった
両面ペダルは付け外しの時のストレスが減ってすごくよく、見た目もスッキリ。


また乗り降りや高低差の激しいシクロクロスではクリートが外れやすいのは命取りなのでクリートを外れにくいシングルモードに変更。




そしてSPDシューズも、紐タイプのシマノクリッカーから固定力の強いボントレガーのベルクロタイプに変更。
XZ356というモデル。
大人の方々はさらに固定力の強いダイヤル式固定のシューズを使ってましたね。

ヘルメット

シクロクロスなど自転車競技には安全に走ってもらうため、様々な安全基準をクリアしたものが使われるそうで出場条件にJCFステッカーの貼ってあるヘルメットが必要とあり、急いでヘルメットを購入

METのPARABELLUMというモデル
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bluegrass(ブルーグラス) PARABELLUM 3HELM97M0AR マットオレンジ/レッド M







オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット補修パーツ キャンバスバイザー ブラック
OGK KABUTO(オージーケーカブト)






元はMTB用ヘルメットで買った時はバイザーが付属していましたが、外した方がかっこいいので代わりに布製のバイザーを装着、いい感じです。
 
後ろからの視認性バツグン、安全性も向上。

愛車のカラーリングともマッチしていてとても気に入ってます。



フロントギア


私の愛車はダート走行も視野に設計されていますが、さすがに本物のシクロクロスバイクとは言えず大きな違いとしては

シクロクロス車はMTBのようにフロントギアが地面に当たらないために
BBの位置が高く設定されています

対して私の愛車は長距離を楽に走れるようにどっしりと乗れるよう、
BB位置が低めです。

実際のコースに試走に行くと、
フロントのアウターギアが坂の凹凸に引っかかり思いっきり転倒しました。
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これは危ないと思い急遽フロントのアウターギアを50Tから48Tに変更。わずか2Tの差ですがギアのサイズが小さくなったので引っかかり転倒はなくなり、全体的にギア比が軽くなり、より坂を登りやすくなりました。
箱根に登る前に換装しておけばよかったかなぁって思ってます。


ちなみに一緒にシクロクロスに出場する予定だった友人も一緒に準備してくれていました。
彼の自転車はフロントシングルに換装しており、レースの時には僕のスペアバイクとして準備してくれました。
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レースの時はメカニックとしてピットスペースに待機してくれました。ほんとに感謝
そして現在、彼の自転車がめちゃくちゃいい感じに仕上がっているのですがそれはまた後日ご紹介…


タイヤ


最後はタイヤです。今回のカスタマイズでここが一番大変でした。

その時愛車に履かせていたタイヤは28cのマラソン




よほどのことがない限りパンクしない最強タイヤですが、重量が重くタイヤのパターンがオンロード用で
泥道や自転車を担いで越えるセクションが多数存在するシクロクロスではさすがに厳しい…

それにシクロクロスのコースは非常にテクニカルなコーナーが多く、高い空気圧ではコーナーでの接地面が少なくスリップしてしまうことも。
大体のシクロクロス車はTLR(チューブレスレディ)という種類のタイヤを履かせているそうで、専用のTLRホイールとリムテープで密閉し、チューブ無しで走行が可能、さらに中にシーラント(外気に触れると固まる液体)を入れることでパンクを防ぎ、低い空気圧でも安全に乗ることができます。


愛車に付いていたホイールがちょうどこのTLR対応ホイールでしたので交換してみることにしました。
友人から余っていたIRC社製シクロクロスタイヤSERAC CXをありがたく譲ってもらいTLR化は順調に思えましたが 
しかし…
IRC SERACCX TUBELESS 700×32c 19048J
IRC(アイアールシー)


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ボントレガーのTLR用リムテープ購入のため自転車店で相談した所、

なんとどこのお店を探しても在庫はないどころか、国内では取り扱いがほとんど無いそうで…
わざわざ本国から送っていただきました。合わせて18000円ほどの出費、痛い
さらに到着したのは大会ギリギリ一ヶ月前…
急いで組み付けして練習に入りました。

こうして無事レース仕様の愛車が完成致しました。
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レース前の愛車って洗練されてる感じがいいですよね





こんな感じで高2の秋、それなりに準備期間とお金をかけてレースに臨んだわけですが…

レース当日

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想像以上にハードなコースに苦戦する自分

序盤から落車に、メカトラ、色々重なり結果は周回遅れと残念な感じになり
人生初自転車レースは悔いの残りまくる結果となりました。
ですがレース会場で色々な人とお話できたり、周辺のイベントなど、充実した1日でした。

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レース後倒れこむ自分。

もちろんこれで終わるつもりはなく、次回は完走を目指し、来年、再来年の大会に向け準備中です。
ホビーライダーとしてこれからもちょくちょくグラベルバイクでレースやイベントに参加したいな
と思っております。

以上思いつきでシクロクロスに参加してしまった話でした。

次回は最近のグラベルロードのライドスタイルを紹介します。
 

続く